モチヅキな五行歌 by望月成人



7月度歌会レポート

7月12日(日)

今月はブラジルから帰国したばかりのしのぶさんを囲んで、少人数ながらも盛り上がった歌会となった。
歌も大接戦の末、入選5首となり、いい歌が粒ぞろいであった。

心             しのぶ(一席)
さかれるよう
なじんだもの
すべてとの
別れ

別れる時、愛着がある程、歌のような表現しかないのかも。2年間海外でのお勤めお疲れ様でした。
2年間がどれほど充実していたか窺い知ることができる。
作者は心だけではなく、肌も引き裂かれると思うくらい、ブラジルを離れるのが辛かった。
これから日本の生活に戻れるかとても心配。

あの日から         茶行(二席)
一つ一つが
生きた 言葉
告知の
あの日から

告知の日からすべてが大事に思えてくる。言葉もなくす人もいる中で、「生きた言葉」の重みがさらに重なるところに感動。
作者は仕事上での相手とその家族の様子を描いた。
ただ告知されたのは家族と作者のみで本人はまだ告知されていない。

緑は            清水つね子(三席)欠
地の
鞘堂
カッコウが
鳴く

スケールが大きい歌でとても惹かれる。
森に囲まれた風景を「鞘堂」という言葉で上手に表現している。
欠席につき作者コメントなし。


梅雨寒の夜         鉄路人(三席)
ふけて
蛙の声は遠い
乾いた咳
それに重なる

寂しさ、老いを感じる情緒に富んだいい歌。「乾いた咳」は年寄りの空咳か?
作者はカビが生えたような言葉を使って、新しいイメージやドラマ性に挑戦してみた。
5行目は漢詩に倣い、やや作為的で翻訳みたいになってしまった。

今宵            望月成人(三席)
どんな
思い出一枚
飾ろうか
ガクアジサイ

ワーキングウーマンの歌か?彼氏との思いを飾ろうとしているのか?夜に花を飾るのか?
不思議な歌に惹かれた。
作者は先月に引き続き「オネエ系」の作品になった。
先週の日曜日に奥様と結婚20周年記念に福山雅治ライブを見たことを詠った。
庭に咲くガクアジサイの「ガク」と「額」を引っ掛けたシャレである。

朗読:まの字 書記:茶行

<出席者>茶行、しのぶ、鉄路人、まの字、望月成人
<作品のみ>栗原貞雄、清水つね子

【来月開催予定】
8月30日 14時
姿川地区市民センター 学習室3

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by gogyouka | 2009-07-12 10:43 | マロニエ歌会レポート
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想いのままを、五行で詠う。
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