モチヅキな五行歌 by望月成人



1月歌会レポート

1月17日(日)

今日は12月の展示会をご覧になった伊藤さんが見学に訪れた。
今後のマロニエ歌会への定着も期待しての、今年最初の歌会となった。
伊藤さんは俳句も嗜んでいるとの事で、評価コメントも鋭かった。

語るほどの          鉄路人(一席)
ものでもないが
言いたい気もある
勤続三十八年
定年退職

2ヶ月連続の一席。
いろんなことがあったのだろう。大変さが伝わってきた。
主人も同じ立場でこんな気持ちだったのだろう。
この春定年退職を迎える作者のコメントは「今の若い人たちは就職の段階で希望通りにいかないので、
勤続38年はできないだろう。そういう点では幸せである」
永年お勤めお疲れ様でした。

私の             まの字(二席)
内に住む
がんばり虫は
老い知らずで
困っています

読みやすい。とても共感する。
「老い」「病」の歌は沈みがちになるが、この歌は羽ばたくようでとても光っている。
元気な作者は「いろんな事に対して、自分の中のがんばり虫が次々出てくるので、
死に急いでいるのではないかと心配する」と笑顔で答えた。

チェンジ           茶行(三席)
ではなく
リセット!
一からは無理
せめて六辺りからかな

温情を持ったリセットの気分が「六辺り」に現れている。
現政権を皮肉っているようにも読める。「六辺り」というゆるさが面白い。
作者は「頑固な性格なので、半分位は凝り固まって直らない」と自嘲気味。

一面の            望月成人(三席)
雪原の
遥か遠くの
夜明け前の
君の住む街

「の」で結ぶところがリズムがあって好き。
情景が目に浮かぶ。とてもロマンチックな感じだが、空想か?
実際は雪深い地方への出張での一コマ。
「君」は特別な人ではなく、一部空想もあり。


新春の霜の原         牧(三席)欠
光のつぶつぶが舞い上がり
全身にふりそそぐ
― 洗礼 ―
ああ、私は活きる

歌のような情景に出会ったら感動するだろう。
4行目に余韻を感じる。前向きなところがよい。
作者は「洗礼は信者としてではない。風景の中で感じたものを詠んだ」と手紙にコメントあり。

朗読:清水つね子 書記:鉄路人

<出席者>金子フミ、茶行、しのぶ、清水つね子、鉄路人、まの字、望月成人
<作品のみ>石川陽子、栗原貞雄、颯乙女、牧
<見学者>伊藤義則

【来月歌会開催予定】
2月15日14時
姿川地区市民センター 学習室3
[PR]
by gogyouka | 2010-01-17 19:39 | マロニエ歌会レポート
<< 五行歌263 下野新聞紹介 >>


想いのままを、五行で詠う。
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧