3月27日(日)
本来は13日の開催予定でしたが、東北地方太平洋沖地震の影響により、
2週間順延して歌会を開催しました。
宇都宮も震災の被害を少なからず被りましたが、
更に甚大な被害を受けた方々には心よりお見舞い申し上げます。
神は こんなに まの字(一席)
ゆさぶりをかけて
私たちに
何をどう学べと
なげかけたのだろう
自分たちに何ができるのか考えさせられる。
今回の震災を前向きに受け止め、人生の教訓としたい。
日本では「神と人間」の関係が曖昧であり、
「祈り」と「願い」が混同しているので、
自分には神を詠えない。
今回の事で自分が神に試されている気がする。
神は人知を超えた事をするが、全てのことに意味がある。
目が合うと しのぶ(一席)
花開くように
微笑む不思議
この世に出て
ほんの三月(みつき)の赤子が…
人間の持っている命の不思議さを感じる。
2行目がファンタジックで心がほんわかする。
作者の孫を見て、人間の本能的なコミュニケーションを詠んだ。
根を張って 鉄路人(二席)
優しく咲いた
マロニエ五行花
植えたあなたに
ありがとう
転勤してしまうリーダーに参加者全員で感謝
風を 清水つね子(三席)
勘定に入れての
はなびらの長さだ
しでこぶし
ゆらめく
しでこぶしと白木蓮をよく似ているが、こぶしはまさしく「ゆらめく」感じだ。
花びらの長さまで計算して咲くこぶしに天晴れ。
とても風情を感じるいい歌だ。
朗読:まの字 書記:茶行
<参加者>茶行、しのぶ、鉄路人、まの字、望月成人
<作品のみ>栗原貞雄、清水つね子、颯乙女
【来月歌会開催予定】
4月10日14時
姿川市民センター 学習室3