モチヅキな五行歌 by望月成人



4月度歌会レポート

4月10日(日)

歌会メンバーの計らいで予定より2週間早く4月度を開催し、
発会後90回を迎えて、転勤前の望月の最後の歌会となった。
題詠ではなかったが、震災関連の作品が多数あった。

余震のおののきを    しのぶ(一席)
包み込むように
のびやかな
うぐいすの
一鳴(ひとな)き

どうしようもない思いを鴬の一鳴きで皆がほっとした様子が詠われ、
一席になるべくしてなった作品。
3行目に癒しの効果がある。
まだ余震が怖く、復旧工事のため鴬が鳴かないので寂しい。
作者は地震から5日目初鳴きが上手に詠えた。
人間は大自然の手の中から逃げられないと思った。

厳しい風雪を      望月成人(二席)
耐えて
東北の春に
思いやりが
一斉に咲く

震災後落ち込んでいたが、復興に向けて助け合っている姿を見て、
自分も何かしなければと思った。
以前から東北の人たちは冬の寒さに耐えているが、
今回の互いに思いやっている姿に感激した。
「風雪」には寒さ以外に「風評災害」の意味も込めた。
福島県いわき市の桜が、津波の被害にあいながらも、
開花したニュースを聞いて、とっさに詠んだ。

それでも        まの字(三席)
春は来て
今朝ほころんだ
さくらの花に
灰色の雨が降っている

最初の2行の出だしがとても良い。
桜色と灰色のコントラストがキレイ。
「灰色」は放射性物質の意味か?
「黒い雨」では井伏鱒二の放射能になってしまうが、
不安がぬぐえないので「灰色」とした。
3、4行は「乳飲子」をイメージした。
本質的に大丈夫なのか不安の気持ちを込めて詠んだ。

23年度の計画は現状通り進める予定。
望月は欠席歌で参加を続け、歌会運営を後方支援する。

朗読:清水つね子  書記:茶行

<参加者>茶行、しのぶ、清水つね子、颯乙女、まの字、望月成人
<作品のみ>栗原貞雄、鉄路人

【来月歌会開催予定】
5月15日14時
姿川地区市民センター 学習室3
題詠「山」

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by gogyouka | 2011-04-10 19:55 | マロニエ歌会レポート
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想いのままを、五行で詠う。
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