モチヅキな五行歌 by望月成人



6月度歌会レポート

6月19日(日)

震災から100日を過ぎ、代表不在の第2回歌会を開催した。
3月から参加を希望されていた、秋葉さんにお目にかかれ
ご出身が東北ということもあり、震災のお話を伺い
「忘れてはいけない!」と、一同想いを新たにした。

被災者の     鉄路人(一席)
気持ちになった
つもりなのに
いつか忘れている
日常

最近は原発関係のテレビは見ていられないので、
チャンネルを回してしまう。
政治家の無能・原発の先の見えない不安など
この歌は「忘れるな」との我々への警告と受け止めた。
いつも作者には、生き方への反省・啓示などをうけている。


焼きアスパラを   清水つね子(二席)
いただきながら
カッコウの初鳴きを聞く
身の内を
駆け巡る緑

野外で焼いている時の溢れる緑とアスパラの緑
素晴らしい春の彩を感じる。
カッコウはまだ聞いていないので、作者が羨ましい。
緑を体に巡らすという表現はさすが。
作者は北海道から届いたアスパラをおすそ分けもせず、
いろんな食べ方でいただいた。
カッコウは初夏の鳥(5月末に初鳴きを聞いた)
視覚・聴覚・味覚などをミックスして詠ってみた。


傘を手に       茶行(二席)
朝のウォーキング
伴奏は
不規則な
雨のリズム

「雨に歌えば」の歌を彷彿させる。
時節柄の洒落た歌。
自分は雨の日は歩かないが、作者は雨を楽しんでいる。
雨音で木の高低が分かった時代を思い出した。
作者はいつも森の散歩コースを詠んだ。
木から不規則に落ちてくる雨音では、
歩調は安定しないが、それはそれで楽しい。

行くしかないのか   しのぶ(二席)
この道を
制御不能のモンスター
原子力を
道づれに

権力に対してのあきらめの心境。
「道づれ」という言葉にドキッとした。
若い人達には、道づれになってほしくない。
情報コントロール・政治家・企業など、
この閉塞感・無力感には耐えられない。
作者は情報はインターネットの方が、
信じられるような気がしている。
情報の収集・取捨…自分も問われている。
原子力って何だろう、孫たちの未来は大丈夫だろうか
不安は尽きない。

朗読:颯乙女 書記:茶行

参加者:あき、颯乙女、茶行、清水つね子、しのぶ、まの字

作品のみ:栗原貞雄、鉄路人、望月成人、正雪
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by gogyouka | 2011-06-19 21:54 | マロニエ歌会レポート
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想いのままを、五行で詠う。
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