モチヅキな五行歌 by望月成人



100回記念歌会(3月度歌会)レポート

3月25日(日)

歌会発足後足掛け8年半。
マロニエ歌会はおかげさまで100回歌会を迎えることが出来ました。
これは歌会メンバーと本部や全国の歌友の支援と協力の賜物と深く感謝しております。

この日は草壁主宰をお招きし、雪葩・高崎の歌会の歌友も駆けつけてくださり、
とても感謝しております。
しかしながらが、結果的に集まったのは11名の小じんまりとした記念歌会でした。

実はこの100回歌会を以って、マロニエ歌会はしばらく休会となりす。
望月が三重に転勤してから、歌会メンバーに歌会を継続して頂きましたが、
今年になって主力メンバーの諸事情が相次いで重なり、
4月度からはメンバーが集まらず開催ができなくなってしまいました。
急遽メンバーの総意で「望月が宇都宮に戻るまで休会」となりました。

湿っぽい記念歌会になると思われましたが、主宰や歌友の励ましのおかげで、
賑やかな講演会・歌会となりました。

自分の根っこを  まの字(一席)
鍛える力が
老い衰えてきた私に
ふうらり ほうらりと
春の真綿雪 降る

自分を暖かく包む春の雪を感じる。
作者は割りに余裕があり老いていない気がする。
年をとっても根っこ鍛えられたらバケモノ。
老人力を感じる。
作者コメント
変わった擬態語を表現するのが上手といわれるが、
見たままの雪を表現しただけ。
歌会最後の歌として20分考えた。

嫁 母 妻の   颯乙女(一席)
わだちを歩き
四十余年
力を抜けば
青空 一人きり

二行目の表現に非常に感心した。
お疲れ様。好きなように生きなさい。
女の重責感から放たれたのか?
井上陽水の歌に似た歌詞があり、女の人生を感じる。
欠席歌につきコメントなし

絶え間なく繰り出す   久保田三重子(二席)
指の文字
聾学校生の
弾む指は
弾む声

手話のリズムを感じる。
実際にはとてもウルサイ状態だが、
耳が不自由でも楽しく学んでいる様子が浮かぶ。
作者コメント
先日聾学校生の生徒に会った。
声も息も激しくとても印象が強かった。

銀行の窓口の人  谷ゆり(三席)
ちらっと私の顔を見る
振込先は
高校のクラス会
「美人会」

なかなか思いつかないユーモラスな歌だ。
銀行に行った時のドキドキ感が伝わってくる。
みんなを微笑ませる歌は難しい。
作者コメント
銀行員は「あれ?」という顔つきだった。
栃木の女子高卒でクラス会の名前が「美人会」

重い記憶     しのぶ(三席)
忘れても
忘れなくても
春が来て
タネを蒔く

つらい過去・思い出があってもそれに関係なく季節は巡ってくる。
自然の中に生かされている人の生業が象徴されている。
作者コメント
震災から一年が経過し、いろいろ考えさせられたが、
自然に生かされている事を忘れてはいけないと思った。
季節が巡って新しいことが始まる予感を詠んだ。

歌会終了後の懇親会には8名が参加し、
これにてマロニエ歌会も一旦幕を下ろした。
いつかまた再開できる日まで、さようなら。

参加者 草壁焔太主宰、神部和子、雅流慕、久保田三重子、
流馬、谷ゆり、まの字、茶行、正雪、しのぶ、望月成人

作品のみ 栗原貞雄、清水つね子、颯乙女、牧、もろこしみきこ
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by gogyouka | 2012-03-25 22:23 | マロニエ歌会レポート
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想いのままを、五行で詠う。
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