モチヅキな五行歌 by望月成人



11月度歌会レポート

11月12日(日)

鉄路人さんから摘みたての自家製ゆずを頂く。ゆずの香りが部屋に広がる中、
先日の展示会の模様を皆さんに伝え、五行歌を知らない人達によいPRする感動を分かち合った。
なお歌会は大接戦の中、新会員の茶行さんが2ヶ月連続の一席の快挙だった。
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いい人生だったとは    茶行(一席)
言えないが
あなたに会えた
これ以上のことが
あるだろうか

【読者】出会いを大切にしている人の喜びを感じる。小説か映画を1シーンのようだ。
メロディーを感じる歌である。
【作者】夫が42歳の時に胃がんを患い、目の前が真っ暗になった。
今では元気になってまもなく定年を迎えるが、それまでの思い出を振り返りながら詠んだ。

「死に仕度 すんだかい」 しのぶ(二席)欠席歌
かぼそい声で
虫がささやく
「おまえこそ すんだかい」
立冬の夜のうつつ

【読者】虫の死を思って悲しくなる事がある。先に虫に問われるのが面白い。
私もそろそろ死に仕度をしなければなど様々な感想が飛び交った。
【作者】今年は暖かく今でも虫の音が聞こえ、ある日歌のように聞こえた。

どんなに揺らいでも    望月成人(二席)
転ばないことが
大切だよと
あなたの言葉の
確かな杖

【読者】心臓病になった時、夫が家事をやってくれた事は思い出した。
こういう言葉をかけて欲しい。
【作者】仕事の思い煩いで悩んでいた時、周囲にいろんな言葉をかけられた。
肩の荷が軽くなった思いを詠んだが、まだ十分詠みきれていない。

あけぼの色の       清水つね子(二席)欠席歌
イクラの
ただごととは思えない
いのちを
いただく

【読者】3行目の表現が凄い。鮭の身になれば、腹を割かれるのは「ただごと」ではない。
鮭の命を思いながら頂く姿が少々こっけいに見える。
【作者】コメントなし

そのままのあなたで    鉄路人(二席)
今のままのあなたで
それでいいのです
そのままで
すっかりよいのです

【読者】自信を失ったときに言われたい。五行目の「すっかり」という表現に疑問を持つ人や
安堵感を持つ人など意見が分かれた。
【作者】哀しい出来事が多く苦しんでいる人が多い。
どのような立場の人であっても「そのままでよい」と言われたいはず。
そうなればいがみ合いは消滅するだろう。

来月は10日開催で題詠「笑い」です。また発会以来初めての忘年会を開催予定。
少々早く「笑い収め」をする。

<出席者>
茶行、早乙女包子、貞木、鉄路人、風風子、まの字、望月成人

<作品のみ>
栗原貞雄、しのぶ、清水つね子
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by gogyouka | 2006-11-12 23:59 | マロニエ歌会レポート
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想いのままを、五行で詠う。
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