モチヅキな五行歌 by望月成人



1月度レポート

1月15日(日)

2006年最初の歌会はほぼフルメンバーが集まった。
また11月の講演会で約束してくださった斉藤さんも初参加して、
第1回定例歌会以来の参加者11名の参加となった。
新年に相応しい歌が多く、激戦の結果、入選は5首。
新メンバーの定着とあわせて、作品の質的向上も願っています。

いろんなものを    清水つね子(一席)
手放して
とうとう出合った五行歌
わらしべ長者に
なったおもい

説明も理屈もなしに「わらしべ長者」に多数の共感を得て、ダントツの一席。
作者はいろいろなことに手を出すが、すべてはやっていられない。
手放さなければ続けられない。今のところ五行歌が手元に残っている。

鼻を赤らめ      望月成人(二席)
肩を竦め
またしても
冬将軍と
対峙する

今冬の寒さは「冬将軍」という表現がぴったり。
寒さに負けて家に篭ってしまい、冬将軍とは対峙できない。
冬の中で頑張っている感じが伝わる。などコメントは様々。
作者は冬の寒さが苦手だが、今日もまた仕事に向かう、意気込みを詠った。

男体山        湯里(同二席)
圧縮し
心に飾る

景色

この歌は栃木県人の誇りだと思う。
何度も見ている景色を、新春らしい美しさが短い言葉に凝縮している。
無駄な言葉を省いた見事な歌、と絶賛多数。
作者は近隣の古賀志山からみた景色を、心の中に圧縮しようと思った。
しかし納得のできる歌が出来ず、ヤケで詠んだ。

飽和した       鉄路人(三席)
寒気の粒子
衣服に
染み透り
月 鮮やか

「寒気の粒子」が素晴らしいというコメントもあれば、
化学的な表現が嫌いと意見が分かれた。
しかし冬の夜の寒さや情景がとても印象的で詩情に満ちている。
作者は「月」と「寒さ」をテーマに歌を詠んでみた。

はずしそびれた    まの字(同三席)
冬の南部鉄鈴(ふうりん)
凍てつきの音色
障子の明らみ
さあ 今日の始まりです

「南部鉄鈴」で「ふうりん」とルビをつけたのが面白い。
「南部鉄鈴」だからこそ、「凍てつきの音色」の感じが出る。
作者は音色をどう表現するか苦労した。
また「障子の明らみ」と「始まりです」で正月気分を表現したかった。

<出席者>
菊池美智江、斉藤京子、清水つね子、しのぶ、早乙女包子、貞木、
風風子、鉄路人、まの字、湯里、望月成人

<作品のみ>
栗原貞雄
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by gogyouka | 2006-02-02 09:27 | マロニエ歌会レポート
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想いのままを、五行で詠う。
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