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モチヅキな五行歌 by望月成人



私の「のど自慢」【後編】

12月1日(土)13:44頃 熱唱

イントロは約20秒。
その後長女のパートが歌いだす。
その間私は長女の右側に立って、歌を聴きながらタイミングを計る。

一度はこの間、おちゃらけで踊ろうと思ったが、
ぶっつけ本番の上、精神的にそこまでの余裕がなかった。

更に約20秒が経ち、ウチのパートになる。
説明上の「1分」では、ハモリの所までは来ない。
とにかく、自分のパートを上手く歌う事に専念し、
伴奏を聴きながら、音をはずさないように練習どおり歌った。

そろそろ終わりだろうと思ったが、まだ合図がない。

とうとうハモリの部分に入った。
練習はしていたものの、想定外で少々焦った。

2小節分の約10秒ハモッた所で「ありがとうございました」の合図。
結局全体で約1分20秒歌った計算である。
人数構成、曲によって多少変動があるという事だ。

すぐに45番の男性にマイクを渡して舞台から降りる。

そこで本選司会者の徳田アナとチーフディレクター(以後CD)から
短いインタビューを受けた。

まず、名前の確認。それから選曲理由と出場動機。
選曲理由は応募ハガキにも書いたのものと同じ、
「親子でハモれる曲で父が選んだ」と長女が答える。

出場動機はウチが
「娘の進路が決まり、その記念として」
と、タイムリーな動機を主張した。

するとすかさず、
CD:「どこの学校?」
長女:「○○短大の音楽科です」
CD:「将来歌手を目指すの?」
長女:「いいえ・・・」
長女が少々戸惑っていたので、すかさずフォロー
ウチ:「ピアノ専攻です」
徳田アナ:「分かりました。お疲れ様でした」

そして席に戻り、しばらく達成感の余韻に浸りながら、
70番台まで出場者の歌を聞いていた。

14:10頃ロビーに出る

大画面のテレビには録画された30分前の様子が映し出されていた。
控え席でうろたえるウチがしっかり映っていて恥ずかった。

そしていよいよウチらの登場。
その時は感じていなかったが、長女が歌っている間はウチはほぼ仁王立ちで、
緊張した面持ちがはっきり分かる。
しかし長女はいたって平然としていた。
私の「のど自慢」【後編】_f0051668_12562895.jpg

それぞれのパートは練習どおりに上手く歌えたと思ったが、
想定外のハモリの部分で1音だけウチが外していた。
私の「のど自慢」【後編】_f0051668_1257473.jpg

「やってしまったぁ!!」

と思いながら、デジカメでモニターを撮影した。

覆水盆に帰らず

ま、ほぼ納得のいく歌が歌えたし、いろいろ楽しめたので、ヨシとしよう。



14:30昼食

二人で歩いて駅に向かう。
途中カレー屋さんを見つけ、遅めのランチバイキングを注文したが、15:00までと言われ、
仕方なく素早く昼食を済ませた。
カレーは美味しいのだが、ライスは売り切れ。ナンは熱すぎて、結構苦戦した。
そして精算のため、カバンに手を入れるが・・・

サイフがない!!

情けないがとりあえず、長女にメシ代を立て替えてもらい、店を出た。

抜き取られたか?と心配したが、車中に置き忘れていて、中身は無事だった。

ウチ「これから予選観る?買い物でもする?」
長女「久しぶりにボウリングしたい」

という事で、そのままボウリング場へ直行。

16:00ボウリング開始

寂れたボウリング場は幼稚園の先生と保護者の大会以外、ほとんどがら空き。
とりあえず、親子二人で2ゲームを楽しむ。
長女には数年ぶりのボウリングだったが、ウチは今年2度目。
スコアは102と144だった。長女は2ゲームとも60前後。
まぐれのストライクやガター連発に一喜一憂して、
気がつけばもう17:00になっていた。

幼稚園の若い先生や若いママの黄色い歓声を背に外に出ると、辺りはすっかり暗くなっていた。
そして急いで予選会場へ戻った。

12月1日(土)17:20会場に戻る

予選は終盤230番台になっていた。
前列3列目左端の席に着くと間もなく予選は終った。
すると司会者が地元局のアナ二人に変わり、カラオケ大会が始まった。
結果発表は18:10予定なので、所要時間は40分だ。

17:30カラオケ大会

進め方は予め選曲された曲を希望者が挙手して、
予選で歌えなかった人を優先的に女子アナが指名する。
しかしアナ二人の自己PRと前振りが長く、10分以上も経過した。

それに男子アナの一言一言が癪に障る。

本選に行けるのは20組だけですが、皆さん自分だけは行けると思っていますよね?
いいんです!宝くじだって同じですよね。(笑)

って、コラッ!本選出場は全て「運」かい!!

予選では1コーラスも歌えませんでしたが、カラオケでは2コーラス歌えますよ!
全国放送のセットがある舞台とたくさんの観衆の前に歌えるんですよ!

って、恩着せがましいこと言うな!!

カラオケが始まったと思ったら、今度は女子アナが優柔不断で指名できない。
やっと決めて歌い手が舞台に上がるも、女子アナがリモコン操作が不慣れで曲が流れない。
もたつく女子アナに男子アナがツッコミを入れるが、
もはやデキの悪い部下をいじめる意地悪な上司にしか映らない。

「津軽海峡冬景色」「赤いスイートピー」「いとしのエリー」等々
ナツメロが中心の歌が続く。

6曲終って18:10となったが、まだ結果発表にならない。
どうやら審査が長引いているようだ。
すると8曲目に「地上の星」がコールされた。
この曲は今朝の発声練習で長女が歌った曲である。

間髪入れずウチは長女の手を挙げて、

「はいっ!はいっ!!」

ウチは大声で叫んだ。
そして運良く長女が指名された。

長女のためにもとてもいい経験と思い、咄嗟に手を挙げさせた。
指名された長女はためらいもなく、舞台に上がった。

撮影禁止と知りつつも、親ばか炸裂し、デジカメで1枚撮影。
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「地上の星」を堂々と歌い上げる長女の姿を、ウチは少々誇らしく感じた。
2コーラス歌い終わってインタビュー。

男子アナ「予選と比べてどうでした?」
長女「すっきりしました」
男子アナ「お父さんが心配そうに見てましたが・・・」

舞台下からウチは大声で
「全然心配してません!」

男子アナ「これで月曜から仕事頑張れますね」
長女「え?、、、は、はい・・・」

少々戸惑っていたので、ウチがこれまたすかさずフォロー

「高校生!高校3年生!!」

しかし男子アナに声は届いたようだが、聞き取れなかったようだった。
そのまま長女は舞台を降りて、少々照れ笑いしながら席に戻ってきた。

ウチ「どうだった?」
長女「全然緊張しなかった。学校のピアノのテストの方が緊張するよ」
ウチ「社会人に思われちゃったな」
長女「仕事=勉強と思ってそのまま返事しちゃった」

そんな言動に長女が将来大物になる片鱗を感じた。

9曲目の「贈る言葉」が終ると、胡散臭いアナ二人が退場し、
予選の司会者が登場すると再び場内は盛り上がった。

18:30結果発表

会場は静まり返り、地元局の局長より本選出場者がコールされた。

「22番 居酒屋」

歓声と悲鳴が同時に沸きあがる。そして熟年夫婦がゆっくり立ち上がった。

お?予選から本選の倍率は12倍なのに、いきなり20番台かよ。
と思っているとすぐに次のコール。

「46番 学園天国」

若い女性4人組が奇声を上げて飛び上がった。

あぁ。撃沈。。

その後のコールと歓声は遥か頭上を通り過ぎた。
やや放心状態ながらも、すぐに家内・親・妹にメールで結果を報告。

本選出場者全員が舞台に上がり、司会者の閉会の言葉で会場は解散となり、
参加者は三々五々帰路に着いた。

今回は十分楽しめたし、いい経験が出来たので予選敗退には悔いはない。
歌は100点満点で90点の出来だと自負している。
今回の経験を元に来年は更に上を目指そうと車の中で長女とお互いに励ましあった。
しかし来年もデュエットで応募するかどうか、未定である。

20:00帰宅

帰宅するとすぐに今日の出来事をおかずに楽しい夕食。
その後疲れたのかウチはすぐに風呂に入って寝てしまった。

22:00就寝

我が家の長い1日の戦いは静かに終わった。
by gogyouka | 2007-12-06 23:44 | モチヅキな一日
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想いのままを、五行で詠う。

by gogyouka
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