モチヅキな五行歌 by望月成人



12月度歌会レポート

12月9日(日)

今年最後の歌会は忘年会を兼ねているため、忘年会会場へ移動しやすいように会場を
中央生涯学習センターに変更し、通常より1時間遅く歌会がスタートした。
なお見学予定者1名は急用のため欠席で少々残念だったが、1年ぶりに菊池さんも参加し、
賑やかな歌会となった。歌会の作品は一席2首、二席2首の僅差の大接戦だった。

大地の頬を染めて       鉄路人(一席)欠席歌
日が昇る
わたしも今日も
人間の端くれに
加わらせていただきます

謙遜な人だ。私にはこういう気持ちがない。こういう人には幸いが多いのかな?
毎日生きているだけの自分なのに、心にしっかり受け止めて生きているのは素晴らしい。
朝早く起きていい気分だったのだろうか。
作者コメントは毎朝出勤時に駅のホームで見る風景。寒さに身を引き締めて見ている。

明日を切り拓く        望月成人(一席)
ナイフを研ぐには
砥石と水と
わたしが
要る

四・五行目に感動した。明日のために準備している自分が映し出されている。
自分がいないと自分の明日は拓けない。
作者は砥石を衝動買いして、包丁を研いでいるときに、ふと歌ができた。一行目は後付け。

ちいさな           清水つね子(二席)
にぎり鋏(ばさみ)
一丁
義母亡きあとの
秋の縁側

姑さんとお嫁さんのいい関係が伝わる。にぎりばさみでお義母さんを表現している点に趣がある。
作者は二十年位前に義母をガンで亡くした。
義母が愛用していた裁縫用のにぎり鋏と縁側を繋ぎ合わせて、物をして語らせたかった。
実景ではない。当時は嫁と姑のうとましさは感じなかった。

囲炉裏 竈(かまど)・・・  颯乙女(二席)
暮らしの中に
火の神は居て
スイッチ オンの世に
魔術師が棲む

囲炉裏、竈はなくなってきた。火の神の存在が薄れてきているなか、
「魔術師」という現代とうまく対比されている。
先日萱葺き屋根の実家に泊まって、囲炉裏、竈を見てきて、
自分は魔術師の世界にどっぷり浸っている。
作者は芋煮会で竈を使った。太古から神が火に降りてくると言う話があった。
世の中は魔術がかかったようなスイッチに入れ替わっている。

17時半より居酒屋に会場を移した。歌会欠席の茶行さんも出席して、
女性6名男性1名で五行歌を語りながら、2時間半楽しい時を過ごした。
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そこで来年の東京で開催される「世界大会」には歌会全員で参加しようと一致団結した。

<出席者>菊池美智江、清水つね子、颯乙女、貞木、まの字、望月成人
<作品のみ>栗原貞雄、茶行、鉄路人、牧
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by gogyouka | 2007-12-09 23:06 | マロニエ歌会レポート
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想いのままを、五行で詠う。
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