モチヅキな五行歌 by望月成人



3月度歌会レポート

3月16日(日)

今月は5ヶ月に一度の題詠でした。お題は「飛ぶ」です。
さぁ、春の空を自由に飛ぼう。

「ソーレ!」って       茶行(一席)欠席歌
もう一押しさえあれば
飛べたのに・・・なんて
いっつも他人(ひと)のせいにして
生きてきた

こういう人は好きではないが、意味の強さに惹かれた。
不完全燃焼の人生を後悔している素直さが良かった。


「どこへ飛ぶ?」       しのぶ(二席)欠席歌
蛍一匹と
蚊帳の中の私
丘の上の一軒家
ブラジルの広さに囲まれて

五行目の表現が逆説的で面白い。
蚊帳は狭いが、中にいると宇宙のような広さを感じるのが好き。
蛍と自分を照らし合わせて、日本への郷愁を感じているのか。
ブラジルの地方巡回中にホームステイした時の出来事。
作者と蛍との会話を詠んだ。

ふたあさ みあさ       清水つね子(三席)
近くの枝に飛び移れただけで
きじ鳩のひなよ
こんなに早く巣立ってゆくのか
自分で生きてゆこうとするのか

鳩を人間に置き換えた観察眼がよい。
作者の目に優しさを感じた。
巣立ち・別れの季節にぴったりの歌。
庭に巣を作った鳩。
尾長につつかれる雛を遠くから見ているだけの親鳥の姿に感動した。

私は             栗原貞雄(三席)欠席歌
タンポポの絮(わた)
風に乗って
ふわりと
宇宙の旅へ

「飛ぶ」をイメージさせる意表をついた歌。
宇宙飛行士の時事ネタにもリンクして面白い。
私も作者のように宇宙のたびをしたい。

<出席者>清水つね子、颯乙女、貞木、鉄路人、まの字、望月成人
<作品のみ>栗原貞雄、茶行、しのぶ
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by gogyouka | 2008-03-16 22:02 | マロニエ歌会レポート
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想いのままを、五行で詠う。
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