モチヅキな五行歌 by望月成人



4月度歌会レポート

4月20日(日)

新年度を向かえ、久しぶりの7名参加で大盛会。
作品のコメントの中にもいろんな雑学がいっぱいで興味津々だった。
「山桜の隠語」「神様が通る道」とは・・・
これが歌会の醍醐味だと改めて感じた。

静まり返った         まの字(一席)
満開の桜の洞門(トンネル)
ゆらりともせず
樹々は息をつめている
神様のお通りか

華やかさと緊迫感を感じる。静止画のように時間が止まった美しさが4行に生きている。
夜桜か?5行目に作者の感性の鋭さに感銘した。
作者はさくら市の桜を詠んだ。今まで何度も通った所だったが、
自分以外誰も居らず、車も通らず、無風だった。
その瞬間に4行まで詠めた。
こんな素晴らしい道は神様に通っていただきたいと思った。
でも一席を貰える様な素晴らしい歌ではない、とご謙遜。

失った初心を         清水つね子(二席)
探し歩いて
枯草を分け出た
よもぎの
瞳(め)に出合った

よもぎの瞳が可愛い。「失った初心」がそこにあるのか?
3行目が前半に掛かるか、後半に掛かるかで印象が大きく変わる。
1,2行目はイメージで4,5行目は現実。それを繋ぎ合わせるのがスゴイ。
作者は最近五行歌作りが低迷している。
全く自信がなくなった頃、散策した時の情景を詠んだ。芽を瞳にしたのはインパクトを狙った。

そうだった          鉄路人(三席)
思いや願いは
言葉にし
口にして
現実になるのだな

こんな歌が出来たらいいなあ。思いの呟きがそのまま五行歌になった理想的な歌。
神に手を合わせ願わなければ叶わない事に再認識した。
この歌で念願を成就させたしのぶさんを思い出した。語り口調が「相田みつを」を彷彿させる。
作者は現在キリスト教に関心を持ち求道中である。
その祈りの中の言葉が現実になること、忘れていたことを思い出す現実を体感した。

朗読:清水つね子 書記:茶行

<出席者>茶行、清水つね子、颯乙女、貞木、鉄路人、まの字、望月成人
<作品のみ>栗原貞雄、しのぶ
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by gogyouka | 2008-04-20 20:56 | マロニエ歌会レポート
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想いのままを、五行で詠う。
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