2月19日(日)
99回目の歌会に久しぶりの仲間が集まり、いつもの歌会顔の見える、声の聞こえる歌会が嬉しかった。
天を捉えようというのか しのぶ(一席)
裸の木々よ
無数の枝先を
網のように
上へ上へと拡げる
・大きな気持ちになるような歌
・細い木の枝が天を捉えるという表現が良い
・無限に広がる、夢・大きさ・明るさを感じた
作者コメント
・裸の赤ん坊の様な枝も、勢いよく伸びて行く様が力強い
・大木も幼木も、枝だけ網の目のようにみえる、冬の夕刻を歌った
夜間の目覚めが 清水つね子(二席)
さして苦にならなくなった
長く生きて
贈り物の時間の舟に
揺られている
・年と共に、二度寝が出来なくなった(共感)
・年をとると、「死」が怖くなくなる(今自分も感じている)
・寝られなくても、あわてない作者のゆとりに感心した
作者コメント(なし)
責任感と まの字(三席)
やってやろうじゃん
塊になって
まだかけめぐっている
こんなに疲れているのに
・ゆっくりしたいという気持ちに共感
・性分からか、やりすぎてしまい、周りに迷惑をかけることも
作者コメント
・あまりに地域の仕事を多く引き受け
疲れ果てている自分がいる
・母からのDNAで引き受け、後悔しきり
失せ物と 栗原貞雄(三席)
鬼ごっこ
焦れば
遠ざかる
諦めようか、でも・・・
・毎日自分も失せ物を探している、まったくこの通り
作者コメント
・紛失すると、性分からか気になってしまう
・大脳にインプットされた件、瞬時に出てきてほしいものだ
記録:茶行
出席:茶行・しのぶ・颯乙女・鉄路人・正雪・まの字
作品のみ:清水つね子・栗原貞雄・望月